鴨川滞在最終日|昭和の夏に迷い込んだ、帰り道

国内旅行

鴨川滞在の最終日。

朝ごはんを食べようと、いつもの鴨川シーサイドベースへ向かった。

ところが、この日は月曜日。夏休みとして取った、たった一日の平日休みだった。

休日なら朝8時から開いているお店も、平日の営業は10時30分から。すっかり朝ごはんを食べるつもりで来てしまったので、見事に空振りだ。

まあ、朝の鴨川を散歩できたから、それはそれでいい。

ホテル近くのセブンイレブンでサンドイッチを買い、部屋に戻って朝ごはんにした。

最終日の朝も、部屋でだらだら

サンドイッチを食べたあとは、部屋でのんびり。

最終日だからといって、急いで予定を詰め込むこともない。それぞれ好きなように、だらだらと過ごす。

そろそろ出発しようか。

いつものように、みんなみの里へ向かうつもりだった。

けれど車を走らせていると、奥さんが言った。

「十数年ぶりに、仁右衛門島へ行ってみない?」

十数年ぶりの仁右衛門島へ

朝顔に囲まれた仁右衛門島の案内看板

快晴の空の下、漁師町を抜けて仁右衛門島の入口へ向かう。

強い日差し。静かな町並み。夏空の下に広がる海。

歩いているうちに、時間の流れが少しずつ巻き戻っていくようだった。

昭和の夏の昼。

子どものころの夏休みに迷い込んだような、懐かしい空気がそこにあった。

十数年ぶりに訪れた場所で、ちょっとしたタイムトリップまでさせてもらった。

快晴の空の下に浮かぶ仁右衛門島
仁右衛門島へ向かう海辺から眺めた鴨川の海

名代亭で、二段重ねの海鮮丼

仁右衛門島をあとにして向かったのは、みんなみの里よりもさらに先にある名代亭。

ここでいただいたのは、二段重ねになった見事な海鮮丼。房総のご当地丼「おらが丼」だ。

海の近くまで来たのだから、やっぱり魚を食べたい。

目の前に運ばれてきた二段の器を見ただけで、思わずうれしくなる。鴨川滞在の締めくくりにふさわしい、たっぷりの海の幸を楽しんだ。

名代亭でいただいた二段重ねの海鮮丼

見た目以上に有名なカステラ屋さん

食事のあとは、定番のみんなみの里へ。

その前に立ち寄ったのが、カステラ工房ルアーシェイア。

観光ツアーにも組み込まれるほど知られているお店らしい。

ただ、外から見た印象は意外なほど素朴。一見しただけでは、そんな有名店だとは気づかないかもしれない。

そういう気取らなさも、なんだか房総らしくていい。

いつもの野菜と、田んぼを眺めるチャイ

そして、いつものみんなみの里へ。

地元で採れた野菜や卵を、今回もたんまり買い込む。

旅先のお土産というより、家に帰ってからの食卓を仕入れている感覚に近い。何度も鴨川を訪れるようになって、こういう買い物も滞在の楽しみになった。

買い物のあとは、田んぼと、その向こうに続く山並みを眺めながら無印良品のマサラチャイを飲む。

海を眺めて始まった鴨川の休日を、田園風景の中でゆっくり締めくくる。

ほっこりする時間だ。

みんなみの里から眺める田んぼと山並み

また日常へ

帰り道は平日の夕方。

休日の観光帰りとは少し違う、日常の渋滞に巻き込まれながら車を走らせる。

それでも、道中の景色を眺め、ドライブを楽しみながら帰った。

途中、海ほたるから広い海を眺める。

鴨川で見ていた海とはまた違う、東京湾の大きな景色。旅の終わりが少しずつ近づいてくる。

帰り道に海ほたるから眺めた東京湾

朝ごはんは予定どおりにいかなかったし、途中で行き先も変わった。

でも、散歩をして、懐かしい夏に出会い、海鮮丼を食べ、いつもの野菜を買い、田んぼを眺めながらチャイを飲んだ。

予定をきっちり決めなかったからこそ出会えた、いい一日。

そんな鴨川滞在の最終日だった。

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