台北・シンガポール旅⑥|シンガポールは「第二の日本」だった!?

ハジレーンの建物一面に描かれたカラフルな壁画 海外旅行

前夜はホテルに戻り、買ってきたシャインマスカットを食べながら「シンガポールは果物が安いねえ」などと話しているうちに爆睡。コンラッドのベッドは、やはり寝心地がいい。

翌朝は静かに過ごしたかったので、朝食はエグゼクティブラウンジでいただくことにした。

感心したのは、卵料理を担当するシェフだ。小さなIHコンロを使って、エッグベネディクトからサニーサイドアップ、スクランブルエッグまで、注文に合わせて次々と作っていく。あんな狭いスペースで、よくもまあ。さすがコンラッドである。

僕はナシレマをいただき、あとは果物を少し。これで十分満足だった。

以前なら、せっかくのホテルの朝食だからと、珍しい料理をあれこれ取っていたかもしれない。でも今回は、そこまでの元気がなかった。

それにしても、ホテルの冷房は寒い。部屋のエアコンを止めても、なかなか暖まらない。暑い国ならではのおもてなしなのだろうが、こちらには少々効きすぎである。

朝食後は部屋でひと休みしてから、カトン地区へ向かった。

ラクサは一人一杯でしょう

カトンを訪れるのは二度目だ。

色鮮やかなプラナカン建築が並び、雑貨店や飲食店が集まるこの地区は、今回も大勢の観光客でにぎわっていた。

もちろん、お目当てはラクサである。

有名店はいくつもあるけれど、今回選んだのはRoxy Squareというビルの1階、奥まった場所にある Janggut Laksa(ジャングット・ラクサ)。昔ながらの雰囲気が残る老舗だ。

ラクサ店の黄色い看板

ここで、ちょっとした意見の相違が発生した。

小さいサイズがあるのだから、二人で一杯をシェアすればいい、と妻は言う。

いやいや、ラクサを食べに来たのだから、一人一杯でしょう。

結局、揉めにもめた末に、それぞれ注文することになった。

これが実においしい。しかも安い。やはり一人一杯で正解だったと思うのだが、妻がどう思ったかは知らない。

食後は喉が渇いたので、おしゃれなカフェでコーヒーを飲み、雑貨店をのぞきながら街を散策した。

それにしても、日本人が多い。

日本の連休と重なっていたこともあるのだろうが、若い日本人旅行者があちこちにいる。

お店の人に「日本人ばかりだね」と話しかけたら、返ってきた言葉が面白かった。

「Second Japan」

なるほど、第二の日本か。

前夜のJUMBO SEAFOODでも日本人のお客さんが目立ったけれど、ここも同じだ。「最近の日本人は海外旅行をしなくなった」なんて話を聞くが、少なくともこの街にいる限り、そんなふうには思えない。

妻は気に入ったお土産も見つけ、すっかりご機嫌。

僕もラクサを一杯食べられたので満足である。

プールサイドで何もしない午後

ホテルに戻ってからは、楽しみにしていたプールへ。

暑い日の午後、プールサイドでゴロゴロする。暑くなったらプールにドボン。また戻って、のんびりする。

これが実に気持ちいい。

以前なら、この時間にもどこか観光に出かけていたかもしれない。でも最近は、こうしてホテルで過ごす時間が好きになった。

十分にくつろいだあとはラウンジへ。午後のお茶、ではなく、ワインをいただく。

コンラッドのラウンジでいただいたアフタヌーンティーの果物とサンドイッチ

そして夕方、もうひとつの妻の希望をかなえるため、アラブストリートへ向かった。

妻は香水、僕はムルタバ

アラブストリートでの目的は、夫婦で少し違っていた。

妻は買い物。僕は食べ物である。

妻が探していたのは香水だった。目当ての店を探してあちこち歩き回り、ようやく気に入ったものを見つけたらしい。満足げな様子である。

一方、僕が食べたかったのはムルタバ。

アラブのお好み焼き、とでも言えばいいだろうか。薄い生地に具材を包んで焼いた料理で、向かったのは有名な Singapore Zam Zam(シンガポール・ザムザム) だ。

Singapore Zam Zamのムルタバなどが並ぶメニュー

正直、それほどお腹が空いていたわけではない。でも、せっかくここまで来たのだから食べておきたい。

これがなかなかおいしかった。辛くないのもありがたい。

食後は腹ごなしを兼ねて、周辺を散策した。

ヤシの並木とサルタン・モスクへ続く通り

イスラム文化の色濃い街だから、お酒とは縁遠い場所なのかと思っていたが、少し歩けばバーが並ぶ一角もある。昔ながらの街並みと新しい店が混在していて、なかなか面白い。

観光ガイドでおなじみの、カラフルな建物が並ぶ通りでも写真を撮った。

ハジレーンの建物一面に描かれたカラフルな壁画

この夜も、よく眠った

ホテルに戻ると、またラウンジへ。

軽食をつまみながらワインをいただき、これで一日が終わるかと思いきや、もう少し部屋でも飲みたくなった。

そこで、隣のショッピングモールでワインを一本買って帰ることにした。

部屋で改めて乾杯。

朝はナシレマ、昼はラクサ、夕方はムルタバ。妻はお土産と香水を手に入れ、僕はプールでのんびりできた。

振り返れば、なかなか充実した一日だった。

そして、この夜も早々に爆睡。

旅行中なのに、ずいぶん規則正しい生活をしている。

コンラッドのベッドのおかげかもしれない。

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