台北・シンガポール旅④|エコノミーのハーゲンダッツ、そして悲願のサテとビール

ラオパサで楽しんだサテとタイガービール。人物の顔をぼかした加工画像 海外旅行

ハーゲンダッツが、ちょうどいい硬さだった。

台北からシンガポールへ向かうシンガポール航空SQ877便。エコノミークラスの機内で、思わず感心したのはアイスクリームだった。硬すぎず、溶けすぎず、スプーンがすっと入る。機内のアイスはカチカチという思い込みが、あっさり覆された。

たかがアイス、されどアイス。こういう小さな気配りに、航空会社のサービスが表れるのだろう。

シンガポール航空機

昨日はThai Lion Air、今日はシンガポール航空

前日の朝4時、羽田発のPeachが欠航。急遽成田へ移動し、2人で196,579円の代替航空券を買ってThai Lion Airで台北に飛んだ。あのときは、快適さより「無事に飛んでくれること」が何よりありがたかった。

わずか17時間の台北滞在。それでも夜市の魯肉飯、街歩き、牛肉麺を楽しみ、桃園空港へ戻ってきた。

今回はANAのSFC会員として、スターアライアンスの優先チェックインやラウンジなども利用できた。前日の騒動のあとだけに、旅がいつものペースに戻ったようでほっとする。

シンガポール航空の機内食もおいしい。そして、あの絶妙な硬さのハーゲンダッツ。エコノミーでも十分に快適な、約4時間20分の空の旅だった。

来たぜ、シンガポール

チャンギ空港に到着。ようやく今回の旅の本番だ。

まずはチャイナタウン近くのCapri by Fraser, China Squareに一泊。翌日からコンラッドへ移るので、最初はつなぎの一泊のつもりだった。

ところが、ホテルに入ってみると、予想以上にスタイリッシュだった。落ち着いた色調のエレベーターホール、客室の壁に描かれたチャイナタウンのアート。派手さを競うのではなく、街の個性をさりげなく取り込んだデザインが心地いい。
そして屋上には、都会の空に開けた細長いプール。ウッドデッキの向こうには高層ビルが並び、目を転じれば赤い屋根の古い街並みが広がる。新しいシンガポールと昔ながらのシンガポール、その両方を眺められるホテルだった。
一泊だけのつもりだったのに、もう少しゆっくり過ごしたくなる。そんな嬉しい誤算だった。

Capri by Fraserの屋上プール

宿泊後、このホテルがHotel Stripes Singapore Chinatown, Autograph Collectionへと変わっていくことを知った。僕たちは、ちょうど変化の時期に泊まったわけだ。

悲願のサテとビールで乾杯

ラオパサで楽しんだサテとタイガービール。人物の顔をぼかした加工画像

ホテルに荷物を置き、向かったのはラオパサ(Lau Pa Sat)。金融街の高層ビルに囲まれた、有名なホーカーセンターだ。

鉄骨の柱と高い天井が美しい。屋台の明かり、人々の話し声、食べ物の香り。こういう場所が、たまらなく好きだ。

そして、どうしても食べたかったサテ。串焼きにビールを合わせ、妻と乾杯した。

これがやりたかったんだよ。

羽田で飛行機が欠航し、成田へ移動し、台北で17時間を過ごして、ようやくたどり着いたシンガポール。高級レストランもいいけれど、屋台で飲むビールには、また別の幸せがある。

シンガポールの街並み

翌朝は、予定に追われず街を歩く

翌朝はチャイナタウンへ。赤い屋根の街並み、色鮮やかなショップハウス、寺院。そしてカヤトーストと卵、冷たい飲み物。何気ない朝食が旅先では特別に感じられる。

帰国後に地図を見直すと、このホテルのすぐ近くにはアコーグループのメルキュールもあった。以前からアコーの会員になることも考えていた。ヒルトンに加えてアコー。ホテルの選択肢が増えると、旅の楽しみ方も広がる。

ホテルから眺めるチャイナタウンの屋根

今回は、あまり予定を詰め込まないことにした。疲れたら休む。お腹が空いたら食べる。気になる道があれば歩く。

予定をなくしたんじゃない。予定に追われるのをやめた。

コンラッドの看板

そして次は、今回の旅で楽しみにしていたコンラッド・シンガポール・マリーナベイへ。

次回――「やっぱり、我々はコンラッドが好きなのだ。」

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